コロナ超悲観派の私ですが、ここ数日、コロナはたぶん早期に解決できると思うようになりました。その理由と仮説をメモ的に書いておきます。コロナの不思議も解決します。

サトウヒロシ
7 min readMay 5, 2020

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ここ数日、コロナはたぶん早期に解決できると思うようになりました。たしかにアメリカなどでは厳しい状況がつづきますが、集団免疫ができずワクチンが登場しない場合でも、たぶん終息までもっていけそうな気がします。

私が悲観的かつ批判的なスタンスを保持しつつも、楽観的な見通しを得るにいたった仮説を以下に記します。

なお、私は医学・免疫学に関しては専門知識はない門外漢です。医療関係で働いたこもなく、一般的な知識しかありません。専門的な論文を読む能力もありません。以下に言っていることは一般的に世の中で手に入る、ニュース、報道、シンプルな数字などを元に、私が考えた(現時点での)仮説です。私の仮説なので、エビデンスはないのです。仮説というと偉そうなんで、憶測、または思いつき、位にしておきます。なので、メモ的なものです。敢えて公開したのは、いままでいろいろ考えたていたことがある程度一通りつながったので、記念に書きましたという感じ。

コロナは抗体検査の結果がいろいろでてます。それによると実際の感染者数は、PCRで陽性とみたひとより何十倍もたくさんいそうです。地域人口の3%とか。外国ではヘタすると15%とかいうところもありますね。(抗体検査の精度については議論があって基本的にまだ信用できないですが)。

こんなに感染がひろがっていると、もう手遅れとか、封じ込めはできないと考えるのが普通でしょう。

しかしです。韓国や台湾などの古典的な検査・追跡・隔離をした国は、感染者をゼロにしています。そして、それに対して死者はでていない。

今後も韓国・台湾の超過死亡数を調べたら、たぶん増えてないと思うんですよ。だって、バタバタ死んだらわかりますし、そしたら検査しますから、ありえません。つまりホントに感染者はゼロで間違いない。

でもたぶんですが、韓国・台湾も抗体検査したらそれなりの感染者がいるとおもうんです。

感染者者はたくさんいて防ぎきれないのに、古典的な検査・追跡・隔離で封じ込められている。

こんな奇妙なことがありえるのだろうか?

これが僕のずっと考えていた疑問でしたが、はやりそういう矛盾がどうしておこるのかに、答えにいきつくすべてのヒントが含まれているのですね。

以下に書くことはエビデンスのない仮説と断った上で書きます。

おそらくですね、コロナは感染力が強く、感染は防げない。しかし殆どは、ウイルスの暴露量が少なく、非常に低レベルで感染している。その人たちは無症状だし、ウイルスを撒き散らすレベルにはいたらない。つまりPCR検査しても陰性なんです。このひとたちは、他人にもうつすことがない。

ウイルスの暴露量が多かったひとはPCRが陽性まで行ってしまい、さらに他人に感染させるようになる。

有症状までいくと、今度は死亡率は高い。日本でもPCR陽性という確定数字を分母にすると、死亡率は2.7%で、ヤバイ数字なのです。

どういうことかというと、大概の暴露量の低い人は発症もしないし、検査も検出できないし、死亡率もゼロ。しかし、一定の閾値を超えて暴露すると発症し、死亡率が2.7%になる。日本人だからって死なないわけじゃないんです。たぶんめっちゃ死にます。

こういう性質なんでしょうたぶん。

なので、抗体検査をすると莫大な感染者がいることがわかるが、韓国みたいな古典的な追跡隔離で暴露量の多いルートに限って潰していくと制圧できてしまう。この2面性なんですよ。

BCGの効果ですが、おそらくあるんでしょう。ただし、その効果は、暴露後にPCR陽性になるまでになるのを防ぐというところでの効果でしょう。免疫ブースターですから。

国民の大半がBCG接種済みの日本では、感染が広がってもPCR陽性になる人は少ない。欧米ではそれがないので、PCR陽性者が激増する。そして、其の人たちは他人にも感染させるし、さらに死亡率10%コースに乗ってしまう。

たぶん文化的なものも関係していて、接触の方式が濃厚だと、死亡率10%コースの暴露をしてしまう。欧米はこれが多そう。日本では、そういう暴露があまりおこらない。でもでも、濃厚はやばいので夜の街経路で感染すると死亡率10%フルコース。

PCRに出ないレベルの無症状者は放置でよく、これから感染はひろがらない。かといってPCRに出る陽性感染者を市中に放置していくと、濃厚接触ルートで死亡率10%コースのコロナビームが放たれてしまう。だからその部分はノーガードではいけない。

これは都市閉鎖をおこなった都市、そうでない都市をくらべるとわかるはず。閉鎖をおこなったところは、濃厚接触ルートが断ち切られるので死亡率はおそらく下がる。しかし、それでもコロナは広がるので、抗体調査をしてみるとロックダウンにもかかわらず感染は広がったという結果になり、都市封鎖してないところとの差異はすくないという結果になりそう。

DP号などの閉鎖空間でのデータがそういうことと適合するとおもう。

となると、コロナへの対処法ですが、やっぱり韓国方式でいいんだとおもいます。つまりPCR陽性・濃厚感染者を検査・追跡・隔離して、10%コースのパスを潰す。これしないと死亡者はやっぱり減らない。

同時に、BCGみたいな免疫ブースターで、PCR陽性レベルにいっていしまう暴露量の閾値を上げてあげる。これを行うと、感染がひろがっているときの、PCR陽性に陥る絶対数が減る(日本が典型例)。

その減った絶対数は放置できないが、数がすくなければ、古典的な検査・追跡・隔離で掃討できる。それで終息する。

日本人のほとんどが免疫ブースターのBCGを打っているので、あとは残った有症状者を、個別に掃討していけばよさそうです。

つまり、ウイルス自体の感染は止められないし、文字通りの封じ込めは不可能だが、古典的な封じ込め手法で終息させられるという。摩訶不思議。

集団免疫はできないが、あまり関係ない。スパっと効くワクチンもできないが、免疫ブースターやウイルス増殖抑制剤のようなタイプでよい。

となると、コロナに対する処方教科書は次のようになるとおもう。

まず感染がどうにもならなくなって医療崩壊を起こした国は、都市封鎖はするしかない。まず濃厚ルートを断ち切り、死亡者を減らす必要が有る。これが政策的なハンマー。コストはメチャ高いが仕方ない。

次に、免疫増強ブースターみたいな薬を全員に打って、PCR陽性移行率を減らす。BCGがそのまま効くかもしれないし、もっといいワクチンというか初期の抑制剤できるかもしれない。これが、薬のハンマー。

この2つのハンマーをうったところで、管理しないといけないPCR陽性者(感染力があって危険)を、保険当局の能力の中までに持ち込める。つまり、古典的な、検査・追跡・隔離で、個別に掃討できるところまで持ち込む。あとはそのまま個別掃討し、終息させる。

すでにハンマーが打ち終わっている東アジアの国は、どこもちゃんとやれば半年以内でコロナは解決できるとおもう。全世界的に終息するまでは気が抜けないが、そのあとは、個別の発生事例に強力に検疫していく、つまり結核と同じような対処法でいけるとおもう。

経済活動面でいえば、ハンマー・ダンス理論のとおり、有症状PCR感染者<検査・追跡・隔離になったところが相転移で、その後は一律の自粛は必要なく、早期に経済は再開してOK。個別掃討に力をいれれば、再び都市封鎖までいくことはないだろう。

BCG+韓国式の徹底検疫が、正解でした。どちらかかだけではダメなんですね。

答え合わせは半年後に。

なお、全部外す可能性があります。話半分でおねがいしますね!もし当ったらほめてくれると嬉しいけど(笑)

P.S. 集団免疫作戦は、おそらく最悪です。PCR陽性までいかない感染では、免疫はできないとおもう。したがって、集団免疫できず、単なる放置プレイになる。濃厚ルートで、凄まじい勢いで人が死にます。

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